夏の西穂高岳 独標 2701m 初テント泊
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夏の西穂高岳 独標 2701m 初テント泊

2020年08月17日(月)9:58 PM

体温並みに暑い日々が続いておりますがいかがお過ごしですか?

お盆休み中は暑さから逃げるため標高が高く涼しい北アルプスへGOしてきました

「13日」

この日は前回途中リタイヤした蝶ヶ岳へ友人と初となるテント泊での三股からリベンジ登山でしたが標高2000m付近から雨となり下山してきた方の話では山頂はずっとドシャ降りの雨で眺望もナシ と聞き山頂のヒュッテに問い合わせると雨が激しく明日も山頂付近のみ雲が停滞し雨模様で夜にヒュッテへ逃げ込まれても密になるので懸命なご判断お願いしますのこと

そこまで伝えられるとこのまま登っても楽しみもなく辛いだけで意味ナシで今回も途中下山 😥 

 

 

 

事前の山の天気予報では標高2000付近では晴れが続いており登山日和でしたが、ここ最近は突然雲が湧き停滞したりと山の天気は日々コロコロと変わり夏場は予測不能だそうです

下界はこんなに晴れてるのに・・・ 😯 

蝶ヶ岳2度目の途中下山で未達成感ストレス?から達成感と最高の景色を求めるためどこへ行こうか?

テント泊の練習も兼ねて手軽なところで ん・・・・そうだ!前回雪山で登った西穂高 独標はどうだろう?それとなく西穂山荘へテン場の予約状況を聞くと15日ならあと1張りならOK 穂高の登山天気はBランクですが出たどこ勝負で即決GOしてきました

「15日」

通常、日帰りコースですが、この日は山荘テント場での1泊2日の山行なので朝ゆっくり自宅を出発し13時に新穂高ロープーウェーに乗り西穂山荘へ向かいます

 

 

標高2156m 気温22度の山頂ロープーウェー駅に着きとりあえず展望台から山の雲を見ると穂高方面から反対の笠ヶ岳の稜線は2500m付近から上はガスの中 かろうじて山荘(赤印)は見えます

 

 

 

天候は悪いですが明日に期待して出発です  あの稜線の向こう側の眺めは登った人だけのご褒美が凄いんです

 

 

 

 

樹林帯の中は風もなくとても暑いですが時折吹く風がとても涼しく心地良いです

 

 

友人とゆっくり登ること出発して2時間で本日の目的地、半年ぶりの「西穂山荘」標高2367mにガスガスの中で到着 ここで気温16℃とTシャツでは少し寒いです

 

 

テント受付を済ませ早速テント設営です

 

 

 

テン場も密にならないよう今日は10張りと限定 私のテントは2人用で登山用テントは重量も1.2kgととても軽く片手でも持ち上げることができます

夕飯まで山荘でまったりし夕飯の準備 コロナの影響でテント泊者には山荘の夕食はいただけず周りでは持参した食材で調理し良い匂いをさせてますが、今回は荷物を軽くしたいため持参した味気ないドライフーズでしのぎます 😉 

 

 

食事をしていると山荘の支配人さんからの明日の山の天気の報告があり明日の稜線は早い時間はガスで8時位から10時位までは時折ガスが抜け、それ以降はまた1日中ガスるのでは?

この支配人さんは山岳救助から予報士でもあり毎日天気を確認して少しでも事故が起きないよう登山者に伝えていただき、とても安心できます

 

 

山の夜は早く午後8時にはほとんどの方が就寝にはいりますzzz・・・

 

 

風もなくとても良く寝ることができ、早朝5時 気温14℃ 目が覚め外を見ると相変わらずガスの中ですが幻想的な雰囲気です 所々ガスの切れ間もあり晴れることを願います 

 

 

テントを撤収し大きなザックは山荘にデポし小さく軽いザックで山頂へ午前7時半に出発します

 

 

 

すぐに大きな石の上を歩く急登で寝起きの体にはキツイ登りです 冬はこの大きな石も雪で埋まっており平坦な急坂の直登でしたが夏もキツイです

支配人さんの言う通り笠ヶ岳方面から徐々にガスがきれて素晴らしい眺めを見ながらの稜線歩きでとても気持ちが爽快です 😀 

 

 

第一ポイント丸山まで来ると空は晴れどんどんガスが減り始め期待がもてます

 

 

ここから西穂高の山頂が見えるはずなのにと思っていると突然ガスの切れ目から

 

 

 

おぉ~~~!凄い!テンションも上がりもっと晴れてくれ~!もうガスらないで~!と願いながら独標を目指します

支配人さんの予報が当たりほとんどガスもなくなり後ろを向くと富士山もバッチリ

 

 

 

 

下から雲海が稜線上まで上がり稜線をまたぎ下へ流れ込む滝雲 凄い光景 気が付けば独標も目の前

 

 

独標の取付に着いたころには完全にガスもなくなり眺望も期待できそうです ここまでは初心者でも来れるところですが、ここから一気に難易度も上がり上級者ルートです

 

 

 

 

厳冬期より登りやすくとても楽しいです

出発から1時間半で西穂高 独標2701mに無事登頂です! 😛 

 

 

 

ガスは完全になくなり目の前に写真では伝わらない穂高がド~ン!もの凄い大迫力!何度見ても凄い光景 😮  初穂高の友人も感激中 

ご褒美だ~!これです!これ!未達成感が満たされる~!これが見たく苦しい想いも楽しく辛くないのです

 

 

何気に次回狙ってる前穂高岳3090mへの岳沢からのルートもチェック ん~・・・キツそうだけど行きたいな~

 

 

いつまでも眺めていたい景色ですが反対側の笠ヶ岳に雲が湧きだし30分ほどの滞在でそろそろ下山です 登りより下りは慎重に 😡 

 

 

 

丸山あたりまで戻ってくると山頂方面はまた濃いガスの中へ 前回の燕岳と同じ一瞬の晴れ間にあたり超ラッキーでした 😛 

 

 

 

お昼前に山荘に戻りちょうどお腹も空き定番の西穂ラーメンで空腹を満たします

山もラーメンも堪能しぼちぼち下山です

 

 

振り返ると丸山付近から上はずっとガスの中で山荘支配人さんの予報はドンピシャでマジ凄い方です 😯 

 

 

1時半にはロープーウェー駅に戻り楽しかった山行も無事に終わり帰りの車の中では次はどこへ行こうと盛り上がり、初穂高の友人も達成感と満足感で一緒に来て良かったです 🙂 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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