北アルプス 雪の焼岳(南峰)2455m ソロ
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北アルプス 雪の焼岳(南峰)2455m ソロ

2020年05月02日(土)10:39 PM

「2日」

今日も北アルプスへ

今回は上高地の入口に位置する「焼岳」2455mへの雪山登山です

自宅を6時に出発し上高地入口の釜トンネルから左に入り中の湯温泉登山口へ

 

 

今回は上高地側ですので自宅から2時間半で到着で楽チンです 駐車場にはすでに5~6台の車が止まっており私が一番最後?

着替えと準備を済ませ9時登山開始です

 

 

焼岳は北アルプスの中では唯一活火山でもあり入口に噴火警戒の看板 ここ最近、長野や奥飛騨方面で小さな群発地震があり噴火の予兆?御嶽山のこともあり、ちょい心配

最初はいつものように樹林帯から始まり登り始めてすぐに雪が深くなり早々にアイゼン装着です

 

 

 

 

 

いつもの雪山のようにここでもほぼ直登の登りで弱脚の私には毎度キツイ登りです そして前回同様に雪がグサグサで時折膝までズボッ!

 

 

所々雪の下が空洞になっており、この辺りで穴の底は2mほどあります

登り初めてから1時間ほどしてから先行の若いカップルの方が立ち往生?近くまで行き足元を見るとノーアイゼンでしかもストックもナシで無謀とも言える状態

すると「すみません、この先まだ急になりますか?」と「この先アイゼン無しでは厳しいですよ それに下りが危険ですよ」と返事をすると「分かりました、雪がないと思ってて来ましたけど、今日はここで引き返します」「ちなみにどちらから?」「横浜です」あっ ご苦労さまです・・・ 😯 「お気を付けて下ってくださいね」

振り返ると霞沢岳(2646m)

 

 

しばらく進むと開けた場所に着きようやく焼岳が姿を見せます と同時にそびえ立つ山容とすり鉢状になった所の直登に心が折れそうです

 

 

 

夏場の焼岳は矢印左側の南峰は封鎖されており右側の北峰(2444m)のみですが、今日は冬場限定入山OKの南峰に向かいます ここからが一番の急登となりピッケルを取り出します

 

 

すり鉢状の真ん中は雪崩の巣となっており危険ですので左側斜面をトラバース気味に登ります

 

 

永遠と続くような急登を弱脚で一歩一歩ヒィ~ヒィ~登ります 😡 

 

 

しばらく登ると所々に雪のクラック ここから雪崩が起きるので早めに切り抜けたいのですが登りがキツク・・・

更に登ると北峰から噴煙がモクモクで硫黄の匂い お~活火山だ~! 😯 

 

 

登ること1時間ほどでようやく危険なすり鉢を抜けてハイマツ帯を登ります すると所々に雷鳥の白い羽が 雷鳥は高山のハイマツ帯に住み冬は白色の羽で夏場は茶色に変わる生え変わりの時期なのでしょう ん~雷鳥見たい!

 

 

ハイマツ帯を抜け北アルプス独特の花崗岩帯に入りいよいよ山頂

 

 

 

 

 

キタ~!登山開始から約4時間で標高2455m焼岳(南峰)に登頂です!山頂は360度の大パノラマで先日は東側からの今日は南側からの北アルプスの眺望です

山頂には雪もなく岩稜帯となっておりここで一度アイゼンを外し山頂の散策です 

 

 

 

 

 

北峰2439mの山頂と火口 火山だけあり山頂は独特です そして先日登った西穂高独標から奥穂高に前穂高 そして今日も奥の方に隠れるように槍の穂先だけが

何度見ても素晴らしく美しい眺め!北アルプス最高です 🙂 

 

 

今日は登山人も少なく写真をお願いできず自撮りです 登ったぞ~!

 

 

左の眼下には新穂高

いつものように山頂ランチを済ませ下山です

 

 

先に下山された方が尻ソリで降りられ、私もその尻ソリトレースに便乗して1時間以上掛かった坂を滑落練習も兼ねながら3分でシャ~~~ ん~楽チン楽しいね~ 😛 

 

 

今日も穂高ブルーの空は最高の天気です 😛 

 

 

尻ソリのお陰もあり下山は2時間で無事駐車場へ

下界では不要不急の外出はしないようにの中で少々気が引ける山行ですが3蜜はないので・・・ 😉 

 

 

 

 

 

 

 

 



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