北アルプス 雪の燕岳2763m ソロ
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北アルプス 雪の燕岳2763m ソロ

2020年04月26日(日)1:15 AM

今回の雪山シリーズは北アルプスにある燕岳(つばくろだけ)2763m 先日の伊吹山の倍の高さです

燕岳は槍ヶ岳から続く稜線を燕岳経由で常念岳へと登山者から表銀座ルートとしてとても人気の山の一つでもあり特に山頂にある山小屋「燕山荘」が山ガールから日本で一番キレイな山小屋として女性が多い山です

今回は長野県の松本側から入りますので自宅を夜10時に出発し登山口である中房温泉へ向かいます

雪のない時期の登りコースタイムは約4時間の日帰り登山ですが雪山ですので片道5時間の予定で山頂を目指します

 

 

登山口は中房温泉の隣から午前7時に出発です 

出発してすぐに雪が積もっており昨日から昨晩にかけて雪が降ったそうです

 

 

 

雪は徐々に深くなり第一ベンチでアイゼン装着です

 

 

 

溶けかけて緩んだガサガサ雪の上に新雪が積もり、ほぼ誰も歩いてないようなトレースもなく一歩踏み出す度に足がズボッと膝まで埋まり歩くのにとても厄介でなかなか前に進めず

そのうえ雪山ですので樹林帯をほぼ直登で登っても登っても先が見えず、、更に時折足も埋まりと今までで一番キツイ登りです そして暑くTシャツ1枚でも大丈夫

 

 

 

 

第二ベンチまで来るとようやく大天井岳(2922m)の表銀座の稜線が見えはじめキレイな景色に感激とあの高さまで登るのかと絶望感

樹林帯登りはまだまだ続き時間も気になり始めます

 

 

 

第三ベンチでようやく半分ですが先の見えない手こずる急登が続きます

 

 

 

富士見ベンチでは富士山見えず・・・

 

 

スタートから約4時間半で標高2480m合戦小屋に到着 完全に雪で埋もれてます 予定より1時間半遅れ しばらくここで体を高度順応させたいのですが時間もなく10分休憩でリスタート

夏はここのスイカが名物だそうです

ここからは森林限界も超えて景色が開けとても眺めが良いですが、ここから北アルプスの3大急登の一つの合戦尾根の直登と言われてますが、それほど?って感じで得した気分です

 

 

しばらく登ると先行してた二人の方が日帰り登山で下りも時間がかかりそうなので1時まで行けるところまで行って下りますと聞き迷っていた私も1時で戻ろうと即断ですが

もう少しで着く槍見の丘まで行くことに 大天井岳の稜線を見ながらどんどん登っていると稜線の向こうに槍の穂先が少しづつ見え始めテンションも上がります

槍ヶ岳(3180m)は位置的に北アルプスの約中央に隠れるように鎮座しており麓からはなかなか姿を見ることができなく、ここまで登ったご褒美でしょうか

 

 

 

 

おぉ~何度見ても恰好良い~!小槍もバッチリ!凄い大迫力 早く登りたい!「小槍のう~え~でアルペン踊り♪」  今日は標高約2600mでの稜線の風も穏やかで槍の穂先を見ながらコンビニ弁当で昼食 しかしおにぎりは寒さでパリパリご飯

でも北を見れば黒部・立山連峰に剣岳 南を見れば北岳の南アルプスに駒ケ岳の中央アルプスが一望ができ贅沢な景色です

そして正面には燕岳の山小屋と山頂が見えますが、通りすがりの方に聞くと山頂まで行くのにここから約2時間はかかるよと、近いようで遠く、やはり今回はここまで

ん~もう見えてるのに テントがあれば・・・

 

 

昼食をとりながら景色を堪能し下山に入ります

正面には松本市街が眼下に見えます

 

 

 

 

やはり下山も手こずりながらも4時に無事下山 ちゃっかり温泉へ 北アルプスを露天風呂から見上げて、あんな高いところまで行ったんだ~とゾッとしますが、これが最高 そして下山判断は正しかったと思います

今回は日帰りで山頂まで行くつもりでしたのでしこりの残る登山となってしまいましたが、いつも見てる岐阜県側の景色の反対の景色を眺めることができて良かったです

そして帰り際に高速を走ってると右側に表銀座の稜線 そして一際目立つ雄大な常念岳(2857m)が見えわざわざサービスエリアへ

 

 

 

新しい発見として ん~常念岳も良いな~ でも今日はマジで疲れました 

 

 

 

 

 



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