前穂高~吊尾根~奥穂高~涸沢岳
昨年から計画していた憧れの3000m縦走 お盆に行く予定でしたが天候不良により流れに流れようやく行けることができました
過去一番タフでハードな3日間になると思います
DAY1
初日は上高地から出発し標高差600mの岳沢小屋まで向かい、今夜はここで泊まります
上高地を出発してすぐに岳沢湿原 ここ綺麗なんですよね~
午後3時ころに到着 今日はここまで明日に控えテラスでのんびり
分かりにくいですが満天の星空で明日の天気は期待できるかな?
DAY2
今日は重太郎新道より前穂高~吊尾根~奥穂高岳~穂高岳山荘まででコースタイムではそれほどかからないようなので朝はゆっくり7時にスタートです
さ~てタフな1日の始まりで先ずは前穂高岳3090mまで標高差1000mの岩登りです 景色や写真など堪能したくじっくり味わいながらいざ!
開けたところで早朝の上高地から奥に焼岳 樹林帯をジグザグに登り徐々に本領発揮で岩岩になってきました
ウォーミングアップにはキツ過ぎるいきなりの岩の急登
徐々に西穂高の稜線が近づきジャンダルムも大きく見えてきました
カモシカの立場に到着 先日登った西穂高岳に焼岳もクッキリ
振り返るとフゥ~随分と登ってきたな~
でも上を見るとまだまだあるな~
さすがに1000mの岩登りはなかなか終わりが見えてこない
出発をして3時間半で紀美子平に到着 たくさんの方が休憩されております ここまで1.6キロと短いのに3時間半とは、いかに急登かが伺えます
ここから重いリュックから軽いアタックザックに変え身軽にアタックです 残り180mですがここから更にキツクなります 気合いだ!
あまりの岩の急登のため途中画像はありませんが本日1座目の前穂高岳3090mに登頂です!うぉ~素晴らしい眺め
目の前にはこれから向かう吊尾根ルートに奥穂高岳、そして今夜の宿、穂高山荘が見えます
そして今日も尖ってる槍ヶ岳がようやく姿を現します この眺めは何度見ても最高です
前穂高から紀美子平まで戻り今回の核心部、ここから一気に登山者も減り気の抜けない吊尾根より奥穂高岳へ慎重に向かいます ヨシ!行くぞ!
遥か下の上高地を常に左手に見ながらの3000m稜線のトラバースです
稜線の反対側の眼下には涸沢ヒュッテ
慎重に進むこと最大の鎖場 最後の最後まで容赦ナシ クソ~負けるか!
南陵の頭まで来ると奥穂高岳の山頂の祠が見えてきました あと少し!
イエ~出発から6時間 標高3190m日本第三位の奥穂高岳に無事登頂です! いやぁ~意外と時間もかかりここまで緊張の連続でしたが達成感200%
やはり穂高は偉大で別格
西には岩峰ジャンダルムが目の前 凄い迫力
北には槍ヶ岳へ向かう3000m稜線 恰好良いな~
東には先程の前穂高に南アルプス八ヶ岳その奥に富士山も360度の大パノラマ 小さな一歩の積み重ねからようやく素晴らしいご褒美です
ずっと眺めていたく下山が惜しいですが山頂はさすがに寒く30分ほどで小屋へ向かいます
はぁ~あと少し そして明日登る涸沢岳も目の前
休憩も入れて出発から8時間で標高3000mに建つ穂高岳山荘に到着 はぁ~疲れた
夕方、小屋の裏側へ回ると笠ヶ岳に沈む夕日が綺麗です
DAY3
最終日、今日は上高地まで一気に下山するのみですが18キロ歩かなければなりません その前に今回3峰となる3000m峰の涸沢岳へ
振り返ると奥穂高岳にジャンダルム
イエ~3110m涸沢岳に登頂
大キレットから伸びる槍ヶ岳への稜線が凄い迫力 何度見ても恰好いい登山者憧れの北アルプスのシンボル槍ヶ岳を見るとまた登頂したくなるその存在感は圧巻
涸沢岳を後に先ずは涸沢カールへ下山に向かいます
近いようで遠いな~
ここも難所のザイテングラートを振り返る 慎重に
下山開始から2時間で憧れの涸沢カールに到着
涸沢ヒュッテのバルコニーにて昨日通ってきたルートを眺めながら最高の景色で乾杯です
いやぁ~ここはホント良い眺めのところ 贅沢な時間に酔いしれます あ~ずっと眺めていられる 下山したくないな~
後ろ髪ひかれながらも本谷橋まで下りてきました
ずっと下に見えていた屏風岩まで下ってくるとデカイ!高さが600mとほぼスカイツリーと同じ高さ
樹林帯を永遠と歩くことようやく横尾橋まで戻ってきました あと10キロ
横尾からまた樹林帯を歩くこと1時間で建物が見えるとホッとします あと2時間でゴールの上高地だ!
そして遂にゴール!穂高山荘を出発して約8時間で上高地に無事到着です 今回3日間で歩いた距離26キロ累積標高2960m消費カロリー8400kcal
小さな一歩ですが最後は普段味わえない達成感と満足感でいっぱいです やはり登山は素晴らしい!