北アルプス 雪?の蝶ヶ岳 2677m ピストン
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北アルプス 雪?の蝶ヶ岳 2677m ピストン

2020年06月08日(月)11:13 AM

北アルプスの山へ行きたい!病からそろそろ各山では雪もどんどんなくなり、中には7月下旬までバンバンに雪が残る北アルプス

そんな中で今回は北アルプスデビューの友人とアイゼン無しでも登れそうな山をチョイス 入門編の山で多少の雪はあるでしょうが私は一応軽アイゼンを持ち多分大丈夫であろう蝶ヶ岳へ 標高2677mコースタイム5時間の日帰りピストンです

長野県安曇野からのアプローチのため土曜日の夜出発で深夜2時位に三股登山口に到着 駐車場はすでに20台ほどの車が止まっており人気の高さが伺えます

駐車場で明るくなるまで車中泊です 北アルプス初デビューの友人と早朝6時に登山開始のワクワクスタートです

 

 

駐車場から舗装されてない林道をしばらく歩いてると正面に雲の隙間から蝶ヶ岳が気分が奮い立ちます おぉ~~~!と同時にあそこまで行くのかと絶望感

 

 

林道から10分ほどで登山口に到着し、ここで入山届を出し、いざ出発です 今日は2000m以上の山デビューの友人の体力も考えスローペースで登ります

 

 

 

入ってすぐに常念岳との分岐点

 

 

ここからは比較的穏やかなマイナスイオン120%の原生林の中を歩きとても気持ちが良いです

 

 

 

 

 

数千年前から変わらぬ原生林の中をキレイに整備された道を歩くこと40分でこの登山道で有名な・・・

 

 

ゴジラの木! 今回の楽しみの一つでもあり、どう見てもゴジラ 凄い自然のオブジェです 登山をされない方でもこれだけ見に来るのも必見ですよ 

5分ほど休憩しリスタートです 

連続する階段と坂道を進み初めて開けたところで雲の隙間から一瞬だけ姿を現した常念岳にテンションが上がります おぉ~恰好良い~!

目の前に標高2857mの大迫力です 正面の雪渓は7~800mくらいはありそうです あそこ登る人もいるのかな?

 

 

出発から2時間ほどで標高1900m「まめうち平ベンチ」にコースタイムより若干早く到着

 

 

ここで朝食のおにぎりでエネルギー補給です

 

 

 

ここまでは比較的優しい山登りで友人も楽勝ペースで初体験の2000mポイントを通過

ここからつずら折れの急登が始まります

 

 

しばらく進むと残雪がちらほらあり友人はアイゼンがなく不安がよぎります

 

 

標高2300mほどまで来ると大きな雪渓のトラバース

 

 

 

アイゼンとピッケルがあれば安心ですが40度くらいはある斜度のトラバースでかなり危険個所を横切ります

しばらく進むと軽アイゼンを持って降りてきた方とすれ違い話を聞くと森林限界を超えたところから300mほどの雪渓登りで危険と感じて下山しましたと聞き更に不安に

行ける所まで行こうと進み森林限界を超え稜線まであと少しのところでガァ~ン「なんじゃこりゃぁ~」思ってた以上に雪が・・・ここ見た目より傾斜があります

 

 

すると上から下りてきた方が「上ではオールスター丸見えのご褒美が待ってますよ~」と稜線に立つと雲一つなく穂高連峰から槍ヶ岳まで丸見えだそうです

その方は昨日は燕岳で一旦下山し今日は蝶ヶ岳と凄過ぎです

アイゼンがあれば問題ナシですが・・・ん~あの稜線の頂の向こうに目を疑うような絶景まであと少しの所で私は軽アイゼン、友人はアイゼンがなく、ここは冷静に危険と判断し残念ですが命あっての楽しい登山の内に今日は下山します

ん~あの素晴らしい景色を見せたかったのに・・・

 

 

下山途中で振り返ると登った辺りが赤印で黄色が山頂 

蝶ヶ岳の名前の由来が麓から見える残雪が蝶の形に見えその形から毎年の作物の豊作を占ったそうです

今日はあと一歩のところでしたが安全で楽しい登山のため下山する勇気ある決断が第一

前回の燕岳に続き途中下山 次回は必ずテント泊でリベンジです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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