北アルプス 雪の西穂高独標 2701m ソロ
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北アルプス 雪の西穂高独標 2701m ソロ

2020年03月02日(月)12:09 PM

「1日」

雪山登山第二ラウンドは北アルプスの西穂高岳の独標にアタックです

西穂高の標高3000m付近の天気予報では晴れ気温-9℃ 風速10mと今日しかないと自宅を6時前に出発

冬の西穂高独標は上級者向けですが途中までは安心して登ることができ、新穂高ロープーエーを乗継いで目指す雪登山の人気のルートです

自宅を出発して約2時間半で麓の乗場に到着すると始発を待つ登山客の行列です

 

 

何とか始発のロープーエーに乗ることができ標高2100mまで一気に運んでくれます

 

 

 

標高が上がるにつれて雪の量が増え麓とは別世界でとても眺めが良いです

しばらく登ると左手に見えてきたのが!

 

 

憧れの槍ヶ岳!もの凄い迫力で車内の中でも歓声が沸き人気ですね 超恰好良い~!!

頂上の駅には約10分ほどで到着し、先ずは展望台へ

 

 

簡単楽チンで北アルプスが一望できとても素晴らしいです

下りのロープーエーの最終が16時ですので、ここはのんびりせず早々に出発です

 

 

 

先ずは西穂山荘(右手)を経由し独標を目指します 夏場のコースタイムで3時間 へ~あそこまで行くの~行けるかな?遠~ぉ

 

 

10時スタートで平坦な樹林帯を進み一旦下りてから登り返しですが雪山の登山ルートは整備された夏のルートが雪で埋まるためほぼ直登ルート

これがかなりキツイです

 

 

 

 

樹林帯の中は風もなく登山日和で気持ちが良く雪の中でもTシャツ1枚でもいけるほど汗をかぎ暑いです

永遠と続く直登がキツイですがスタートから1時間20分 森林限界を超え樹林帯が終わり景色が開くと標高2367m西穂山荘に到着

 

 

 

高山病にならないよう体を順応させるためしばらく休みます 西穂山荘定番のラーメンでエネルギー補充です

 

 

40分ほど体を慣れさせいよいよここからが本番です 服装も着替え足元には12本歯アイゼンにピッケル準備で万全なスタイルで出発です

ん~ワクワクしてきました 😀 

 

 

すぐに直登が始まり稜線はそれまでとは違い突風です

 

 

手前に「焼岳」2455m奥が「のりくら岳」3026m

 

 

 

景色は最高ですが酸素が薄くゼ~ゼ~してゆっくり登ります 徐々に独標が近づいてきました 「ヨシ!もう少しだ!」と己をコブします

 

 

 

山荘出発から約20分で最初のピーク「西穂丸山」に到着 稜線の先には先の尖った一際目立つピラミッドピークが間近に見え、ここまで来るだけでも十分だと思います

 

 

 

奥が「笠ヶ岳」2898m

だんだん近づいてきて行ける気が沸いてきました よ~し!どんどん行くぞ!

 

 

 

手前が「独標」奥が超上級者しかいけない「ピラミッドピーク」2740m ん~恰好良い~!

はるか下の眼下には上高地と昨年登った岳沢が見えます

 

 

 

どんどん先を進み独標を見ると皆さん最後のピークを四つん這いでよじ登ってます「ヒエ~マジ!?」

ここまでは安心して登れましたがここの先からピーク手前まで続く崖っぷちトラバースからが気が抜けなくアイゼンとピッケルがないと命がけです

 

 

 

そしてついにやってきた最後のピーク 下から見上げるとクライマックスを飾るかのような急斜面 ここで引き返す方も・・・おいおいマジですか?こっちも不安になるし・・・

しかしここまで来た以上登る!これも槍ヶ岳へのリハーサル!滑落しないように超慎重にアタック開始です 😡 

 

 

アイゼン先の歯は雪面に蹴って突き刺しピッケルのブレードの元を握り一歩づつ刺しながら慎重に ここまでくると気分はアルピニストです

 

 

 

 

上を向かず両手両足使い一歩一歩確認しながらよじ登ると山頂にいる人たちの声が徐々に大きく聞こえ中には登頂して「やった~!」「登ったぞ~!」など雄たけびも聞こえ山頂が近いと感じます

そして13時40分 標高2701mついに登頂! 😛 

 

 

 

 

山頂に立つと穂高ブルーの空がとても綺麗です

 

 

 

薄っすら遠くに富士山が見えます

 

 

山頂からは標高3190mの日本第3位 奥穂高岳から日本で一番登頂の難しいジャンダルムと穂高連峰が一望でき大迫力と大パノラマは最高のご褒美の眺めです 😀 

うわぁ~ピラミッドピークに人がいるし!

いつまでも眺めていたい景色ですが帰りのロープーエーの時間もあり名残惜しいですが山頂には20分ほど目に焼き付け下山です

登ってきたルートを見ると下からぞくぞくアタックし見下ろすとこんなとこ登ってきたの!ヒエ~ 😯 

 

 

登りも大変でしたが滑落事故は下りに多く更に慎重に下ります

無事にピークを下り急ぎ足で戻りますが時折ホワイトアウト

 

 

 

山荘まで戻り苦労して登った急な樹林帯は尻ソリ?で長~い雪の滑り台で一気に下りることができ童心に戻ったかのように楽しく楽チンです

 

 

帰りは2時間で下り3時45分のロープーエーに乗ることができ無事に下山です 😀 

 

 

 

今回、無事に下山して思ったことは最初は遠くに見えた場所でしたが小さな一歩一歩が最後には凄い感動を与えてくれ積み重ねと継続は力なりと登山は人生そのものと実感、そして日頃から地元の山を登り練習をしてきた甲斐があり膝も痛くなることなく下山でき、徐々にですが体と急坂を見ても心が折れないメンタルが仕上がってるかな?秋の槍ヶ岳登頂も少し近づいた感じです また登ってる最中はそれほど思わなかったのが無事に下りれたことに感謝と登山はグループで行くとより楽しいだろうな~

伊吹山は地元で見慣れてるとはいえ、その倍の高さがある3000mを超えるとさすがに大迫力これぞ登山! 

北アルプスに取りつかれるクライマーの方々の気持ちが理解でき超~楽しい1日でした 😛 

そんな北アルプスが地元から2時間ほどで着けるなんて、つくづく岐阜県民で良かったです

次は中央アルプスの最高峰、雪の木曽駒ケ岳2956mかな? 😛 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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